本日発売のAERA「現代の肖像」ジャーナリストの古川雅子さんのコメントをご紹介!
2023.10.23.Mon
カテゴリ:ぜんぶ
投稿者:杉山 旬
10月23日発売のAERA「現代の肖像」(2023年10月30日号)の表紙はゴジラ。
表紙にふさわしい?代表のことを、ジャーナリストの古川雅子さんが書いて下さいました。
以下はFBに綴った古川さんの感想からを抜粋してご紹介いたします!
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この夏、私が通っていたのは湘南。といっても、
行き先は海じゃなく、広大なニュータウンの一角にある団地。
その一室にある介護施設「ぐるんとびー」なのでした。
本日発売のAERAに6ページにわたって掲載しています。
自身も家族と一緒に同じ団地に住みながらの「まちづくり」。
ケア職としても、「365日まちの人」としても、両面から取り組んでいるわけで、
どこからそれだけのエネルギーが湧いてくるのか!?と。 ときには時間を捻出し、
制度の壁とも格闘し、孤立状態にある家庭に長く併走して救うレスキュー活動のようなことにまで踏み込む。
その上、全国(ときに海の上)を講演や研修したりして飛び回っている。
時々パンチの効いた言葉がポーンと飛ぶから、愛称は「湘南の核弾頭」。
そして周囲には、同じようにアツい仲間たちが大勢いるーー。
けれども、そんな菅原さんには想像もつかないような心の重しがありそうだな、
というのが私の関心の入り口にありました。FBで「スゴイ親をもつ子ども」の心理について、
よそのお子さんのことに言及しながらぽろっと本音を書いていたのを偶然見かけたのがきっかけです。
数行しか書いていない何気ない投稿だったと記憶してますが、「あれっ?」と引っかかりを覚え、
いつか、この人のことを知りたいな、インタビューしたいなと思ったのです。 お母様は、
この業界で知らない人はいない、訪問ボランティアナースの会「キャンナス」代表の菅原由美さん。
カリスマ社会起業家で、私はかつて、壇上で表彰されて大舞台に立つ由美さんの姿もこの目で見ています。
オーラがある人で、実際インタビューでお話してみても、実に多彩な人生経験を踏んできている豊かな方で、
大いに刺激を受けました。 一方で、そんな由美さんのもとで育った健介さんは、
複雑な感情を抱きながら今に至っていることが、話を伺う中で少しずつみえてきました。
政治家など、他の業種では2世のことが取り沙汰されますが、福祉業界で、母・息子という関係性で
はかなり珍しい事例です。普段明るいキャラクターなので、意外な内面を知り驚きました。
詳しくは誌面でじっくり読んでいただければと思います。
今回さらに驚いたのは、ぐるんとびーのスタッフは、誰もが個が立っていること。
取材を終えた今も、一人ひとりの顔が浮かんでくるし、それぞれの性格も思考も「こんな人」というのが
くっきり立ち昇ってくるような感じなんです。来年入社してくるインターンの学生さんさえ、
インタビューするととめどなく思いを語る。みているだけで心が動かされます。
こんなにもモチベーションが高い精鋭集団はどうやって収斂されていったのかという興味も尽きなかったです。
そして、彼らの多くが同じ団地に住んでいたり、近隣の地域に住んでいたりして、
やはり「まちの人」なのです。 全国から注目を浴び、この1〜2ヶ月だけでも、
ぐるんとびーは驚くほどたくさんの雑誌に取り上げられているんですよね。ただ、私はだからこそ、
表のキラキラした部分だけでなく、白鳥が水面下でバタつかせている足のような、
これまでの試行錯誤についても触れました。チームビルディングには途方もない時間がかかるし、
その過程には汗も涙もあってという過程を書かなければ自分の書くものが嘘になると。
そこの部分が伝えたいところだと考えたからです。 私のわがままを聞き入れ長い時間を
割いてくれたスタッフさんたち、会社も業界も飛びこえた仲間の方々、
今は「ぐるんと生態系」の一部として見守っているかつての職員さんたち、
つわもの揃いの経営陣の皆さん。誌面には載せきれなかったけれど、
伺ったエッセンスは凝縮して入れたつもりです。皆さん、ありがとうございました!
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