🏆 ぐるんとびーが「GOOD DESIGN賞」を受賞しました!
介護・福祉業界では極めて稀な快挙
この度、株式会社ぐるんとびー・NPO法人ぐるんとびーは、2025年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。介護・福祉業界からの受賞は極めて稀であり、私たちにとって大きな節目となる出来事です。

日頃より、ぐるんとびーの活動を支えてくださっている利用者の皆様、ご家族の皆様、地域の皆様、そして共に歩んでくれているスタッフ一人ひとりに、心より感謝申し上げます。
神奈川県藤沢市・大庭の地で歩んだ10年
神奈川県藤沢市・大庭の地で10年。私たちは、“世界を大きな家族に” を合言葉に、医療・介護・看護・地域を繋いできました。
2015年、小規模多機能型居宅介護事業所「ぐるんとびー駒寄」として産声をあげたこの場所は、UR都市機構パークサイド駒寄団地の一室でした。代表の菅原健介が東日本大震災の被災地で目の当たりにした「困った時に助け合う地域社会の大切さ」。その想いを胸に、ここ湘南大庭でスタートしました。
それから10年。訪問看護ステーション、ケアプランセンター、看護小規模多機能型居宅介護、そして放課後等デイサービスへと活動の輪を広げながら、私たちはずっと変わらず「人と人の豊かなつながり」を大切にしてきました。

団地という場所だからこそ生まれたもの
団地で暮らす高齢者の方々。同じ建物に住む子どもたち。すぐそばで支え合える距離感。「スープの冷めない距離」で、誰もが誰かの大切な人として存在できる。そんな風景を、私たちは日々の介護・看護の現場で実現してきました。
お看取り率90%以上。この数字は、「最期まで自宅で、大切な人たちと過ごしたい」という願いを、私たちが本気で叶えてきた証です。
「恋するような介護」で「家族みたいな地域」になった
1枚のボードに込めた10年の想い
今回の受賞に際して、私たちはこの10年の軌跡を1枚のボードにまとめました。そして、こんなテーマで応募したのです。
【「恋するような介護」で「家族みたいな地域」になった】
グッドデザイン賞は、1957年創設の日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度。毎年約5,000件の応募の中から、優れたデザインのみが選ばれます。介護や福祉の現場から、こうした賞をいただけることは、本当に稀なことです。
なぜ「デザイン賞」なのか
私たちが評価されたのは、建物や製品のデザインではありません。「地域を一つの家族にする」という理念を、日々の実践の中でどう形にしてきたか。その「仕組み」と「関係性」のデザインが認められたのです。
制度の枠に収まらない柔軟なサポート。専門職種を超えた連携。地域住民との協働。10年かけて育ててきたこの「つながりのデザイン」こそが、私たちの最大の成果なのだと、改めて実感しています。
「恋なのか?愛じゃないのか?」— あえて”恋する”を選んだ理由
何度も繰り返された議論
応募の段階では、何度も話し合いがありました。
「恋なのか? 愛じゃないのか?」
スタッフ間で、何度もこの問いを繰り返しました。「愛」の方が、深く、普遍的で、介護の本質を表しているのではないか。そんな意見もありました。
それでも、私たちは”恋する”を選びました
なぜか。
それは、私たちの介護が「理念だけではなく、日々、目の前の人に惹かれ、知りたくなり、関わりたくなる」という、生きた感情から始まっているからです。
恋をするように、相手のことをもっと知りたくなる。
恋をするように、相手の喜ぶ顔が見たくなる。
恋をするように、相手のために何かしたくなる。
この「惹かれる」という感情こそが、マニュアルを超えた、その人だけのケアを生み出す原動力になる。私たちはそう信じています。
「もうひとつの家族になる」ということ
ぐるんとびーでは、利用者さんとスタッフが、いつの間にか家族のような関係になることがよくあります。それは意図して作れるものではなく、日々の「恋するような」関わりの積み重ねから、自然に生まれてくるものです。
血は繋がっていない。でも、家族のように想い合える。困った時に頼り合える。そんな「もうひとつの家族」が、この湘南大庭という地域の中に、いくつも生まれてきました。
受賞は、一瞬一瞬の積み重ねによるもの
今回の受賞は、理念だけが評価されたのではありません
日々、目の前の人に惹かれ、知りたくなり、関わりたくなる。そんな恋しているような関係性を築いてきた一瞬一瞬のみんなの積み重ねによるものです。
深夜、急変の連絡を受けて駆けつけたスタッフ。
「温泉に行きたい」という願いを叶えるために、一緒に計画を立てた理学療法士。
お孫さんの結婚式に参列するために、何度もリハビリを重ねた利用者さんとスタッフ。
夏祭りで、子どもたちと高齢者が一緒に踊った盆踊りの輪。
どれも、マニュアルには載っていない。でも、その人の人生にとってかけがえのない瞬間です。
団地の一室から始まった小さな灯火が、今、地域を照らしている
10年前、たった一部屋から始まったぐるんとびー。今では、多くのスタッフ、多くの利用者さん、多くの地域の方々に支えられ、大きな輪になりました。
この賞は、私たち事業所だけのものではありません。ここに関わってくださったすべての方々と一緒に受け取る賞だと、私たちは思っています。
いつも支えていただいている皆様へ、感謝を込めて
改めて、いつも支えていただいている皆様、本当にありがとうございます。
利用者の皆様とご家族。私たちを信頼し、大切な人生を預けてくださっていること。その重みを、毎日感じています。
地域の皆様。夏祭りや防災キャンプ、子ども食堂など、たくさんの活動を一緒に作ってくださっていること。「地域を一つの家族に」は、皆様がいるから実現できています。
そして、スタッフ一人ひとり。疲れていても笑顔で向き合い、「この人のために」と走り続けてくれる皆さんがいるから、ぐるんとびーは輝いています。
この賞は、皆様と一緒にいただいた賞です。

これから、ぐるんとびーは「恋するような介護」で、世界をひとつの家族に
10年は、まだ通過点
この10年で、私たちは多くのことを学びました。そして今、これからの10年に向けて、新たな一歩を踏み出そうとしています。
2025年11月には、湘南大庭で新たに「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」を開始します。2026年春には、鎌倉市笛田に「ぐるんとビレッジ」を開設予定です。
でも、どれだけ事業が広がっても、私たちの原点は変わりません。
目の前の一人ひとりに、恋するように惹かれ、関わる。
その積み重ねで、地域を、そして世界を、ひとつの大きな家族にしていく。
ぐるんとびーは、これからも走り続けます
「最期まで、自分らしく、大切な人たちと暮らしたい」
そんな当たり前の願いを、当たり前に叶えられる社会へ。
私たちぐるんとびーは、これからも「恋するような介護」で、地域を、日本を、そして世界を変えていきます。
あなたも、ぐるんとびーの輪に加わりませんか
もし今、こんなお悩みをお持ちでしたら、お気軽にご相談ください
- 最期まで自宅で過ごしたいけれど、家族だけでは不安
- 医療依存度が高く、受け入れてくれる事業所が見つからない
- 認知症があって、環境を変えることに抵抗がある
- 24時間対応してくれる訪問看護を探している
- 「家族のように」寄り添ってくれる事業所を探している
ぐるんとびーは、どんな状況の方でも、「その人らしく暮らし続ける」ことを全力で支えます。
まずは、お話を聞かせてください
訪問看護、訪問リハビリ、24時間対応、ターミナルケア、そしてマンツーマンサポート(自費)まで。あなたの「こうしたい」を、一緒に実現していきましょう。
ぐるんとびー訪問看護ステーション
📞 0466-54-7099
📍 神奈川県藤沢市石川693-6(まちかどオフィス内)
🕒 月〜金 8:30〜17:30(祝日除く)
📧 お問い合わせフォームはこちら
対応エリア: 藤沢市全域・茅ヶ崎市・鎌倉市の一部
初回相談は無料です。まずはお気軽にお電話ください。
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2025年10月26日
株式会社ぐるんとびー / NPO法人ぐるんとびー

