団地の“住戸”を障害者グループホームにすること。 これ、安易には絶対やらないほうがいい。
2022.10.05.Wed
カテゴリ:未来へ
投稿者:菅原 健介
団地の“住戸”を障害者グループホームにすること。
これ、安易には絶対やらないほうがいい。
ぐるんとびーも数年前に相談して
その時は消防法の関係で断念したが、今は社会の流れで、認めるところもでているのは
ニュースなどをみて知っている。
そして、住民トラブルが起こっているのも聞いている。
そりゃあ起こるだろうなと。
僕は認知症になろうが、さまざまな障害があろうが
共に暮らすことを模索することは大切だと思う。
ただ、現実、難しいこともある。
ゴミ出し一つとっても、周りの理解やフォローが必要だったりもする。
そこに向けて住民の理解や調整すべきこともある。
僕は認知症の人たちが地域で暮らせて当然だ!
障害があっても施設にいれるのではなく
地域で暮らせて当然だ!はかなり強引だと思う。
集住するからこそのルールがあるし、ルールを超えるのであればフォロー体制が必要。
これを軽んじて、【制度的にはできるから】
でやるのは危険。
僕らは誰よりもその大変さを理解してるつもり。
フォローがない中で認知症であったり
障害を持った人が“困った結果” 住民の嫌な思いにつながる事をしていたり、
トラブルを起こしたりすることが放置され、
その結果、社会に偏見や分断が生まれるんだと思う。
障害者グループホームは、ただでさえビジネスモデルとして収益化しやすい。
初期投資が少ない団地でやったら間違いなく儲かる。
だけど、それでやり始めたらトラブルおこるよ。。
丁寧に調整してからスタートするか、あるいは、やってから対応し続ける事業者とやるか、
どちらにせよ丁寧さが必要になる。
制度だけでは、キレイごとだけでは片付かないさまざまな人の感情の渦の中で暮らす、
しかも“集住”することは本当に大変で、それを家族に背負わせる社会は僕は変えたいし、
同時に、それを事業者だけに、地域だけに、投げっぱなしにすることも僕は変えたいと思ってる。
人が他の人の生き方を認めるって、自分に不都合なことを飲み込みこと。
集住するマンションや団地では物理的な距離も近いからこそ、尚更強くなる。
その過程の大変さを投げ出さず、苦楽を共にしながらつくっていけるパートナーと一緒に
そんなことも将来できたら嬉しい。
ハードル高いから、みんなやらなさそうだけど
ほんと、でも、それがないとさらなる障害者差別を生み出すと思うので
全国での動きにも注目していきたい。
誰もが暮らせる方向に社会が向かってることはむちゃくちゃ賛成です。
と、いうのは僕らの主観で、認める認めないは“大家さん”の考えなので
僕らがどうこうは言えないですが、ぐるんとびーとしても、認めてもらえるなら
あらためて手上げしてチャレンジしていきたいな。