この度、株式会社ぐるんとびー・特定非営利活動法人ぐるんとびーは、「第11回 杉浦地域医療振興賞」を受賞いたしました。2022年7月14日に授与式が行われ、代表取締役の菅原健介が受賞の栄誉をいただきました。
受賞タイトル「団地を一つの大きな家族に」
私たちの活動が「団地を一つの大きな家族に」というタイトルで評価されたことは、ぐるんとびーが目指してきた「地域をひとつの家族に」という理念が形になった証だと感じています。
藤沢市湘南大庭の団地を拠点に始まった私たちの活動は、介護保険事業だけに留まらず、地域住民が支え合い、子どもから高齢者まで、多様な人々が自然につながる場づくりを続けてきました。
杉浦地域医療振興賞について
杉浦地域医療振興賞は、スギ薬局グループの杉浦記念財団が主催する賞で、地域医療・保健・福祉の向上に貢献する個人や団体を顕彰するものです。全国から応募がある中で選ばれたことは、私たちの活動が地域社会にとって意義あるものとして認められたことを意味します。
私たちが大切にしていること
ぐるんとびーでは、介護が必要になっても、障がいがあっても、その人らしく暮らし続けられる地域を目指しています。
施設内の交流スペースを地域へ開放し、子ども食堂や駄菓子屋「くれよん」の運営、防災キャンプやキャンドルナイトなどのイベントを通じて、顔の見える関係づくりを大切にしてきました。
「困った時はお互い様」と言える関係性が、団地という限られた空間の中で、少しずつ育まれています。高齢者と子どもたちが自然に交流し、住民同士が支え合う。そんな「スープの冷めない距離」でのつながりこそが、これからの地域社会に必要だと信じています。
看護小規模多機能型居宅介護という選択
私たちが提供する「看護小規模多機能型居宅介護(かんたき)」は、通い・訪問・泊まりを組み合わせた柔軟なサービスです。医療依存度の高い方でも、住み慣れた地域で最期まで暮らせるよう、看護師を中心としたチームでサポートしています。
団地内でのお看取り率は90%以上。「最期まで自宅で」という願いを、ご本人とご家族、そして地域と共に叶えてきました。
これからも、地域と共に
この受賞を励みに、これからも「地域をひとつの家族に」という想いを胸に、活動を続けてまいります。
ぐるんとびーの挑戦は、湘南大庭から始まり、藤沢市全域へ、そして湘南へと広がっています。2026年春には鎌倉市笛田に「ぐるんとビレッジ」の開設も予定しており、新たな地域でも、人と人とのつながりを育んでいきます。
地域の皆さま、関係者の皆さま、いつも温かく見守り、支えてくださり、本当にありがとうございます。これからも、共に歩んでいけたら幸いです。
【公式ページ】第11回 杉浦地域医療振興賞・振興助成(2022年度)
株式会社ぐるんとびー
特定非営利活動法人ぐるんとびー
代表取締役 菅原健介