ぐるんとびーではあたりまえなこと
2021.06.25.Fri
カテゴリ:ほっこり, 働くひと, 未来へ
投稿者:菅原 健介
今日からスタッフがご利用者宅に泊まり込み。
数日前に退院してきて、看護小規模多機能の泊まりを利用してるけど、もう命の残り時間が少ない。
人生最後のときに本人は、どうしても家に帰りたい。
でも、家族が不安で難しい。
介護や看護の関わりで安心をいくら作ろうとしても、結局は夜中は家族だけになる。
その不安は『何かあったら駆けつけますから!』という言葉と対応だけでは支えきれないことがある。
今日もみんなで一気に話し合いをし、スケジュール調整をかけまくり、ぐるんとびーのスタッフが家に泊まり込むことに。
泊まるのが介護職のときもあれば、看護師の時も、理学療法士、作業療法士の時もある。
資格なんて関係なく、人間関係含めて、「家族が誰にいてもらいたいか」。
今日から何日になるかわからなけど、そーゆーことを日常的にあたりまえに実践してるぐるんとびーのスタッフのことを僕は広報していきたい。
『ご本人もご家族もすごく笑顔で、穏やかな空気が流れてます』
夜中の23時すぎて嬉しい電話がきた。
アジアの賞もらったり、テレビ出て目立ってるとか、ぐるんとびーは広報が上手いって言われることがあるけど、全然だから。
ぐるんとびーがやってることで僕が広報できてるなんて1/10もなくて、一番キャッチーなところを拾って発信しているだけ。
きれいごとじゃなく、これをやるのってむちゃくちゃスタッフ自身にも負荷がかかる。
そこまでやるの?!自己満でしょ?!
って、言われることが多々ある。
ディープすぎて、僕らの世界観はリアルに発信したらきっと炎上する。
既存の枠組みじゃ理解できないと思うから。
だって “介護” って枠組みでやってなくて、
“家族” や “災害支援” って温度感の方が近いから。
キラキラなんてものじゃない。
心も身体も本人・家族とともに揺れながら、鼻水も涙もスタッフ同士、家族とも言い合いながら、共に走り続けていくという覚悟で向き合ってる。
もう少し、本当に尊敬できる仲間のことをしっかり発信していきたい。
そして、これを支えてくれている診療所や関係者の皆様にも感謝です。
みんなの総合力。
みんなの総合力。
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代表 菅原 健介
タグ: あたりまえ, ぐるんとびーの広報, スタッフ, 仲間