みんなの拠り所を守りたい|事務・介護福祉士 富樫 里美

富樫 里美

本部 所属/事務
小規模多機能型居宅介護 所属/介護スタッフ:介護福祉士
山口県山陽小野田市出身。A型。水瓶座。


ここに来るまで、
介護なんて知らなかった。

介護とは全く無縁だった富樫さんが、なぜぐるんとびーで働くことになったのでしょうか。偶然の出会いから始まった新しい挑戦への道のりをお聞きしました。

ぐるんとびーに入社したのは6年前で、今のスタッフの中では5指に入るほど長く在籍しています。入社するまでは介護とはまるで無縁の生活で、設計事務所や工場での事務仕事を長く続けていました。

ふたりめの娘を出産し、育休から復帰したものの義母がくも膜下出血で入院してしまいました。当時の職場に通いながら子育てを両立する難しさを感じ始めたころ、ぐるんとびーのスタッフ募集の広告に、娘の保育園で偶然知り合った菅原有紀子さんが載っていたのです。声をかけたら「ぜひ遊びに来て^^」と誘ってもらい遊びに行ったのが、ぐるんとびーに来たきっかけです。

有給休暇中に介護職員初任者研修を受けると伝えると「ぐるんとびーは生活の一部だよ、受けなくても大丈夫だよ。」と言われましたが、共通言語がほしくて受講後に働き始めました。職場には、すぐに溶け込めたのをよく覚えています。「生活をサポートするなら大丈夫かな」とも思えました。もし、ぐるんとびーがいかにも介護施設らしい環境だったら、未経験の私はもっと身構えていたかもしれません。

私は他の介護施設で働いた経験がないので、ぐるんとびーが特別な環境だという実感が持てませんでした。ただ、代表の菅原さんや当時のスタッフ、新たに入社してくる仲間の話から、人と人との関わり、その人その人の生活を考えることを教わっていたのです。

良くしたいという
想いさえあれば、
誰にでも変革できる

ぐるんとびーで働く中で、富樫さんの仕事に対する意識は大きく変化しました。従来の「与えられた仕事をこなす」という受け身の姿勢から、主体的に改善に取り組む姿勢へと変わったのです。

今までの仕事は、オンとオフの切り替えがはっきりしていました。ただ今振り返ると、自分で切り替えているのではなく、自動的に切り替えられている状態だったと思います。目の前に与えられた仕事をこなすことしか考えておらず、自分の手を離れた先の職場やお客様の様子は、分からないのが当たり前でした。

しかし、ぐるんとびーに来てからは、自分の担当領域は「全て」だと意識が変わり、できるだけのことはやりたいという気持ちで働いています。

そんな思いで事務作業も、一つひとつ改善してきました。Eメールで連絡すれば便利なものをFAXで1件ずつ手送りするなど、非効率だった例はたくさんあります。始めのころは「このような方法に変えたい」と管理者に伝えて、返事が来るのを待っていたのですが、ある日「いいと思うならすぐ実行すればいいじゃない」と言われてびっくりしました。

普通の会社なら「申請・会議・承認・決裁」のような流れが当然。でも、ぐるんとびーではそのような形式ばったものはなく、そのときの最適解を話し合い、すぐに実行します。やってみて、もし「違う」と判断したらまた別の方法を試します。その繰り返しです。

ミスを減らすために、できるだけ手続きを簡略化できないか。どんなルールならスタッフが働きやすいか。そんなことを日々考えるうちに、ようやく気づいたんです。実は「私は枠に当てはめられるのが嫌いだったんだ」と。自分の色を出せて、自分らしく働けているぐるんとびーの環境は本当にありがたいことだと思っています。

3,000個の灯籠を灯した
キャンドルナイトイベント
「3.11への祈り」

富樫さんが企画・運営に関わった大規模なイベント。3,000個のキャンドルを灯すという壮大な取り組みを通じて、地域のつながりの大切さを実感されたそうです。

東日本大震災が起きた「3.11」に合わせて、今年3月11日に、未来への祈りや願いを捧げるイベントを初めて行いました。ぐるんとびーの目の前にある大きな公園をキャンドルの明かりで包むイベントです。

開催の狙いは、側にいる友人や家族の大切さや自然への感謝、そして本当の豊かさとは何かを考えること。コロナによる悲しみも含めて、日々喧騒や忙しない日常に抱く想いを共有し、願いや祈りを未来へつなげていきたかったからです。代表の菅原が東日本大震災で被災地支援をした際、地域全体で人と人のつながりを作っておく大切さを学んだと言います。コロナ禍で、大きなイベントは行いづらい状況でしたが、多くの方に参加していただき、地域の方々のつながりや愛を感じました。

私自身も3,000個のキャンドルの灯りを見ながら、誰かを想い、誰かのために動くと感謝が生まれることを感じていました。日常生活にはいろいろあります。利用者さんに教えてもらうこと、子育てで悩んだり、ずっと順調なんてことはないです。そのような揺らぎがあるからこそ、ぐるんとびーが大切にしている「ほどほど幸せ」な未来を心から楽しみにできるのではないかと思うのです。

**私はここに居続けたい。**

キャンドルナイトの体験を通じて、富樫さんの中で大きな気づきが生まれました。「記憶の中の存在」から「あり続ける場所」への意識の変化とは、どのようなものだったのでしょうか。

誰か大切な人が亡くなっても、家族や仲間の記憶には残ります。だから以前の私は、記憶の中で戻ってこられる、つまり思い出せ、語り続けられれば十分だと思っていました。

でもキャンドルナイトのイベントを経験して、代表の菅原から聞いた話で考えが変わってきました。みんなが戻ってこられる「場所」として私も居続けたいという想いが強くなっています。

物理的な場所があれば、苦しくなったときに拠り所となれます。この地域を離れていく人や、ぐるんとびーを利用してくださっている方やそのご家族など、みんなが頼りたくなったときに、ぐるんとびーがここにあることも大切なのではと思うのです。記憶の中の存在だけではなく「あり続ける」ことが大事だと考え始めました。

スタッフ同士も同じです。「あなたと働きたい」「あなたを尊重している」ということを役職や職種に関係なく、互いに伝えられるのはぐるんとびーの素晴らしい文化だと思っています。その言葉の源は「優れた介護スキルがあるから」ではなく、人としてその人を認めているからです。常に変化の多いぐるんとびーだからこそ、そんな環境を維持し続けられたらいいと思っています。

誰か大切な人が亡くなっても、家族や仲間の記憶には残ります。だから以前の私は、記憶の中で戻ってこられる、つまり思い出せ、語り続けられれば十分だと思っていました。

でもキャンドルナイトのイベントを経験して、代表の菅原から聞いた話で考えが変わってきました。みんなが戻ってこられる「場所」として私も居続けたいという想いが強くなっています。

物理的な場所があれば、苦しくなったときに拠り所となれます。この地域を離れていく人や、ぐるんとびーを利用してくださっている方やそのご家族など、みんなが頼りたくなったときに、ぐるんとびーがここにあることも大切なのではと思うのです。記憶の中の存在だけではなく「あり続ける」ことが大事だと考え始めました。

スタッフ同士も同じです。「あなたと働きたい」「あなたを尊重している」ということを役職や職種に関係なく、互いに伝えられるのはぐるんとびーの素晴らしい文化だと思っています。その言葉の源は「優れた介護スキルがあるから」ではなく、人としてその人を認めているからです。常に変化の多いぐるんとびーだからこそ、そんな環境を維持し続けられたらいいと思っています。

富樫さんの歩み

異なる業界から、介護業界の事務に飛び込んだ冨樫さん。介護や福祉について何もわからないところから経験を積み、自ら”介護福祉士”の資格を取得。
住民活動にも積極的に取り組みながら地域の頼れる存在としても活躍されています。

事務スタッフ
富樫さんの1週間

お子さんが小学生ということもあり、土日祝日、地域活動などでお休みができる勤務体制になっています。基本的な事務業務だけでなく、状況によっては、ご利用者のケアに入るなど現場のサポートもしながら働いています。

富樫さんの6年間の歩みは、偶然の出会いから始まり、自分らしい働き方の発見、そして地域の拠り所を守るという使命感へと発展した成長の物語です。介護未経験から始まった富樫さんは、事務の枠を超えて組織改善に取り組み、3,000個のキャンドルを灯すイベントの企画・運営まで手がけるようになりました。「枠に当てはめられるのが嫌い」だった自分に気づき、主体的に変革に取り組める環境を見つけたことで、真の自分らしさを発揮できています。記憶の中の存在から「あり続ける場所」への意識変化は、ぐるんとびーが目指す地域の拠り所としての役割を体現しており、スタッフ一人ひとりを人として認め合う文化を大切にしています。


口から食べる喜びを|言語聴覚士・精神保健福祉士 植松 梓

植松(旧姓:茂内) 梓

訪問看護ステーション 所属 リハビリチームリーダー/言語聴覚士・公認心理師・精神保健福祉士
神奈川県足柄上郡松田町出身。O型。さそり座。


うまく
コミュニケーションが
取れれば、
生活の質は上がる。

人とのつながりを大切にする茂内さんの原点は、家族の体験にありました。その体験がどのように彼女の職業選択に影響を与えたのでしょうか。

もとは楽観的な性格だった父が、単身赴任をきっかけにうつ病になった経験もあって、私は大学で精神保健福祉士の資格を取りました。しかし実習では退院支援や行政とのやり取りなど間接的なサポートの仕事に物足りなさを感じていました。

学生時代の重度訪問介護のアルバイトで、頚椎損傷の四肢麻痺の方を担当させてもらったことがあります。その方は「今日はこんな服が着たい、食べたいものはこれ」など、自分の要望を的確に伝えて、自分らしい暮らしをされていたのが印象的でした。その姿を見て、「コミュニケーションが不自由になった方は大変だろうな、なんとかサポートできないかな」と考えたのです。たとえ身体が動かせなくても、コミュニケーションだけでもスムーズなら、生活の質を上げられるだろうと思いました。

コミュニケーションは
言語聴覚士の専門です。

新たな専門性を求めて、茂内さんはどのような道を歩んだのでしょうか。そして、運命的な出会いがどのように訪れたのでしょうか。

「もっと患者さんや利用者さんに直接関われる仕事ができたらいいな」と考え、大学卒業後に専門学校に再入学し、言語聴覚士の資格を取りました。専門学校卒業後は、教育体制が整っている鶴巻温泉病院で4年間勤務させていただきました。レベルの高い環境で、基礎からしっかり鍛えられたと自分では思っています。ぐるんとびー代表の菅原さんも同じ病院のOBなので、ご縁を感じますね。

その後、かねてから自分が進みたかった在宅の道に進みました。訪問診療クリニックで在宅医療に関わり始め、たまたま紹介をいただき、ぐるんとびーと巡り会いました。当時はぐるんとびーの理念など、よく知らないまま入社したのが本当のところで、あとから「この環境なら自分が描いた通り、言語聴覚士の役割を存分に発揮できるかもしれない」と思ったのです。

コミュニケーションに
加えて
「食」の支援にかかわる。

言語聴覚士として大切にしていることは何でしょうか。そして「食べる」ことへの支援にはどのような想いが込められているのでしょうか。

言語聴覚士として心がけていることは、その人の本質を捉えることです。人によって心地よい相づちの打ち方、言葉選び、敬語と友達言葉の混ぜ具合、声のトーンなどは異なります。相手に最適なバランスを探りながら声をかけると「私のことをより深く知ろうとしてくれているよね」という言葉をいただくこともあります。

その人が自分らしく「最期まで生ききる」ために言葉だけでなく、口から食事が取れるよう嚥下の問題にもサポートします。嚥下する力が衰えてくると、だんだん固形物が摂取できなくなり、やがて流動食や液体、ご自身の唾液さえも喉を通らなくなってしまいます。「誤嚥によって命の危険があるから」と、そのまま何も口にできずに最期を迎えるケースも多いでしょう。だからこそ「好きなものを自分の口で食べたい」という人の本質的な欲望を、できるかぎり叶えてあげるのが私の役割だと考えています。

「もしこれが最期のチャンスになったとしても、本人の好きなものを食べさせたい」と言われたら、どんな方法があるか? そもそもチャレンジできるか? 私たちは常に考えなくてはならない仕事をしています。

実際に、ご本人やご家族から「命に代えてももう一度大好物を食べたい」「食べさせてあげたい」と言われる場面もあります。吸引の準備や誤嚥の対策を万全にするのはもちろん、もし救命救急が必要な状態になっても救急車を呼ばないという選択についてご家族にも同意いただいたうえで、医師や看護師などとともに経口摂取に挑みます。

ある利用者さんは「嚥下ができない状態」と診断されて、半年以上何も口にできず、少しずつ身体も弱っていき、寝たきりの状態でした。その中で、ご家族と在宅医療にかかわるチーム全員の意思で、大好きだったコーヒーと野菜のポタージュを口から食べていただくことができました。完全に寝たきり状態だったのに、スプーンを口に運んでさしあげるうちに、自らの手でスプーンを持つようになったのです。そこからどんどん顔に生気が戻り、なんと3か月後には大好きだった生野菜まで召し上がれるようになりました。ご本人の食べたいお気持ちに寄り添うことで、ご自身の「生きる」ためのスイッチが入った、そのお手伝いができたのではないかと捉えています。

もちろん、一か八かで試みたわけではありません。ご本人や家族、そしてスタッフ間の信頼関係を作ることにしっかりと時間をかけました。

まずは寝る姿勢を整えたり、お身体のリラクゼーションを行ったりして、呼吸や嚥下に必要な筋肉をほぐすところからスタートです。言語聴覚士の訪問は週に1回40分程度なので、ヘルパーさんやご家族にも寝姿勢やリラクゼーションの方法などをお伝えし、チームで暮らしを整えていきます。

すると徐々に、利用者さんはご自身の唾液を飲み込めるようになり、痰の量も減るのです。痰が絡みにくくなると、在宅医に胃ろうから摂取する栄養量を増やす許可をもらいやすくなり、栄養状態も整います。ますますリハビリの効果も発揮しやすくなるというわけです。

吸引に備える必要が減ると、ご家族にも少し生活の余裕が出てきますよね。ご家族が「やっと自分の時間がもてるようになってきたよ」と手入れの行き届いた花壇を見せてくださった時に「暮らしが整ってきたな」と感じます。

在宅での言語聴覚士の役割はとても広いと思っています。実際に需要も増えている一方で地域で活躍する言語聴覚士は足りていない印象です。個人的には、今後在宅領域にこそ言語聴覚士が必要だと考えています。だからこそ、”コーヒーと生野菜”のようなケースを多くの人に知ってもらいたいと思っています。

ぐるんとびーでは、ご利用者さんの「食べたい」を叶えたいスタッフが多く、言語聴覚士以外のみんなも食支援に興味を持って、積極的に関わろうとしてくれます。「本当は食べられるのに..。」と思いながら目を背けていたあの頃の自分と比べると、今はとても恵まれた環境です。チャレンジできる機会が増え、違う大変さもありますがチームで向き合えることで「孤独じゃない、一人で抱え込まなくていい」と毎日感じます。言語聴覚士に限らず、「チームで食支援にチャレンジしたい」と思っている方には、ぜひ飛び込んできてほしいと思っています。

言語聴覚士
茂内さんの歩み

大学卒業後に専門学校に通って言語聴覚士になった茂内さん。コミュニケーションや食事の支援を行うのはもちろん、訪問看護ステーションのリハビリチームリーダーを勤めています。外部向けに摂食嚥下に関する講師も行っています。

言語聴覚士
茂内さんの1週間

ご利用者さんとの関わりを考慮し、変則シフトで勤務しています(※訪問看護のSTは、平日8:30〜17:30勤務)。ご利用者のご自宅に訪問する他、自社の介護事業所に足を運ぶ日もあります。

父のうつ病という家族の体験から始まった茂内さんの歩みは、間接的な支援への物足りなさを経て、より直接的に人と関わる言語聴覚士という専門職への転身につながりました。ぐるんとびーでの実践を通じて、「食べる喜び」を最期まで支えることの意味を深く理解し、チームでの取り組みの中で自らも成長を続けています。一人ひとりの「生きる」スイッチを見つけ、寄り添い続ける姿勢は、まさにぐるんとびーの理念を体現する専門職としての誇りに満ちています。


今村 美都

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医療福祉ライター 

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ぐるんとびーの
ここが好き!

22


これから
成長したいこと

2


こんな人と
働きたい!

2使


代表からの
メッセージ
profile

今村さんの「おっかけ」という表現に愛情を感じます。医療福祉ライターとして、そして2児の母として、ぐるんとびーの温かさと革新性を言葉で伝える役割を担ってくれています。


「ともに暮らして支える」を体現する|理学療法士 川邊 祐詩

川邊 祐詩

小規模多機能型居宅介護 所属/理学療法士
岐阜県岐阜市出身。AB型。乙女座。


夢だったはずの
理学療法士に
感じたズレ

当初描いていた理想と現実のギャップ。そして運命を変える一人のおばあちゃんとの出会い。川邊さんの価値観を根底から変えた実習体験とは、一体どのようなものだったのでしょうか。

理学療法士になってスポーツトレーナーとして活躍することが、子どものころからの夢でした。名古屋の理学療法専攻の大学で、ケガした選手のサポートはもちろん、故障予防やパフォーマンス向上にも取り組み、学生ながら仕事をいただくこともありました。

大学在学中にスポーツトレーナーを目指す学生に向けた勉強会を立ち上げ、トレーナーになるためのプログラムまで作成しましたが、「これは自分にしかできない仕事なのだろうか」と心のどこかで疑問を持ち始めていたのも事実です。

夢がブレ始めた大学3年生のとき、病院の実習で患者として出会ったおばあちゃんによって、私の人生は決定的に変わります。そのおばあちゃんはリハビリでいくら身体を動かしても改善できるイメージが持てないほど、身体機能が低下していました。

家族は息子ひとりだけで、ご自宅の中には段差がたくさんあるため、高齢者には生活しづらい環境でした。「退院後はどうやって生活するのだろう」と心配にならざるを得ない状況でした。

「何をしてあげればよいか」と尋ねても答えは出ず、効果がいまひとつのリハビリしかできない自分に無力さを感じていました。ところがある日「とんかつを食べたい」と本人がポロリと言ったんです。結局、病院食でとんかつが出されることはなく、外出許可を取って外食することもできず、とんかつを食べるというおばあちゃんの希望は叶えられないままでした。

しかし、医師や看護師の名前をほとんど覚えていなかったおばあちゃんが、実習の最終日に私の名前を呼んでくれたことは今も忘れられません。「かわべくんへ、ずっと友達でいてね」ともらった手紙には書かれていました。私は、おばあちゃんに何もしてあげられなかったけれど、友達になれていたんですね。患者さんや利用者さんと心を通わせることが最も大切だと気づいた瞬間です。

1年間一緒に
暮らして
分かったこと

おばあちゃんとの出会いが心に引っかかり続けた川邊さん。ぐるんとびーとの出会い、そして血縁のない80代男性との1年間のルームシェア生活。この貴重な体験から彼が学んだこととは何だったのでしょうか。

「どうすれば、おばあちゃんの願いを叶えられたのだろうか」と自問自答する日々が続きました。

一度は、医療者の働き方を支援するベンチャー企業に就職しましたが、その後もおばあちゃんの存在がずっと心に引っかかっていました。誰かの手を借りれば自分らしく生きることができる人、逆に言えば、支えがないと人生が変わってしまうような人たちは大勢います。

そんなときに「団地でともに暮らす」を実践しているぐるんとびーの存在を知りました。発想に驚かされた私は、すぐに入社を希望しましたが、介護の仕事が未経験だったために不採用。新卒を採用すると現場に大きな負担がかかってしまうためです。ただ面接で2回落ちても諦められず、ようやく3回目に仮採用が決まりました。

入社後すぐに、ぐるんとびーの事務所がある団地内の1室で、80代のおじいちゃんとのルームシェアによる共同生活がスタートしました。仲良く暮らしていたご夫婦の認知症が進んで老々介護は難しくなったため、ご家族はふたりを別々に住んでもらうほかに手段がないと考えていました。そして、おじいちゃんの暮らしを守るために、ぐるんとびーの先輩方と共に相談し、私がともに生活することになりました。

おじいちゃんが亡くなる前日まで、ルームシェア生活は1年間続きました。おじいちゃんが元気だったら今もきっと一緒に暮らしていたはずです。ここでは語り尽くせないほど、楽しいこと、大変なことが今でも思い出されます。

おじいちゃんとの生活のおかげで「ともに暮らして、四六時中そばにいることで、支えが必要な人の役に立ちたい」という私の願いも叶いました。今回の経験は「かけがえのないものだから記録に残した方がよい」と上司や先輩に勧められてブログに記してあります。

現在は独り暮らしですが、もしタイミングが合えばまた利用者さんと暮らしたいですね。心からそう思えるくらい、おじいちゃんと暮らす日々は充実していました。

それは
誰のため?

ぐるんとびーで働く中で川邊さんが感じた組織の特徴。利用者さんを真ん中に据えたケアの在り方と、先輩たちから学ぶ「愛の強さ」とは。彼が日々成長を続ける理由がここにあります。

ぐるんとびーのすごいところは、設備や仕組み以上に”人”だと思っています。経験も豊富で、多くの職員がお手本にしている先輩たちは、利用者さんとの接し方がものすごく上手なんです。

「それは誰のため?」という問いから、絶対にブレません。たとえば”1日3食をきっちり食べたほうが健康”という考えは、「こちら側の理屈を押し付けているかもしれない」とも捉えられます。”食べてもらわないと困る”という発想も、同じです。ただ、利用者さんの気持ちを優先して考えれば「食べたくないのだから食べなくても構わない」という結論があってもいいですよね。これは、ちょっと特殊かもしれませんが、ぐるんとびーでは本質だと考えられています。

また、利用者さんのやりたいことを捉える能力も、ずば抜けて高い先輩ばかりです。ようやく少しずつですが、私も「もっとこうした方がよいのでは」と意見を出せるようになってきたかなと思います。

代表の菅原健介さんは、利用者さんの希望に気づく力、引き出す力を「利用者さんへの愛の強さ」だと言います。「愛が強ければ、相手に関心が生まれる」と言われると、私の愛情が不足しているようで、悔しい想いをする場面も多いです。でも、そんなすごい先輩たちに近づけるように成長しなければいけませんね。

いつか故郷の岐阜にもぐるんとびーを作りたいと思っています。

地元の友人から「よい介護施設はないか」と聞かれることがありますが、「あの環境なら、あの人たちがいる場所なら絶対に最期まで幸せに暮らせる」とは答えられないため、地元にもぐるんとびーが必要だという想いが日に日に増しています。しかも、ひとつやふたつ作れば足りるという話ではないので、全国にぐるんとびーモデルを広げていきたい。それも、私たちスタッフの使命かもしれません。

ただ私はまだまだ修行中です。まずは介護スタッフとして日々のケアを深めることが、私の取り組むべき課題であり、伸びしろだと思っています。この地域で一緒に暮らしている人たちの笑顔を守りつつ、全国にこの素晴らしい輪を広げていきたいです。

川邊さんの歩み

川邊さんは、スポーツトレーナーを志すも、途中で進路を変えて医療従事者を支援する企業に就職します。その後、介護業界は未経験ながらぐるんとびーに飛び込み、日々訪問や施設での介護に取り組んでいます。

理学療法士 川邊さんの1週間

毎朝の利用者さんたちとのラジオ体操から1日が始まります。日中は、訪問または小規模多機能型居宅介護の施設内で、業務を行います。休みは週2日不定休、職場から自宅までは徒歩10秒という距離です。

川邊さんの歩みは、夢の転換から始まり、真の使命の発見へと続く成長の物語です。病院実習での一人のおばあちゃんとの出会いが、スポーツトレーナーという夢から介護の道への転機となりました。ぐるんとびーでの利用者さんとの共同生活体験を通じて、「ともに暮らして支える」という理想の介護の形を体現し、現在は故郷への展開という新たな目標を抱いています。利用者さんへの深い愛情を持つ先輩たちに学びながら、全国にこの素晴らしい取り組みを広げたいという使命感を胸に、日々成長を続ける川邊さんの姿からは、真の介護の本質が見えてきます。


大江 千恵子

admin_grund

児童指導員・保育士 
放課後デイザービス

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ぐるんとびーの
ここが好き!


これから
成長したいこと


こんな人と
働きたい!

GOGO姿


代表からの
メッセージ
profile

大江さんの「誰かのヒーローになりたい」という想いは感動的です。娘さんや母上への思いを込めた支援と、子どもたちとの楽しい体験を大切にする姿勢が、温かな環境づくりを支えています。


高橋 諒

admin_grund

指導員 
放課後デイザービス

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ぐるんとびーの
ここが好き!


これから
成長したいこと

姿


こんな人と
働きたい!


代表からの
メッセージ
profile

高橋さんの人生の重要な転換期において、子どもたちへの愛情と専門性を大切にする姿勢は素晴らしいものです。どのような道を選択されても、その経験が活かされることを願っています。


馬上 雪江

admin_grund

児童指導員 
放課後デイザービス

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ぐるんとびーの
ここが好き!

調


これから
成長したいこと

姿


こんな人と
働きたい!

姿


代表からの
メッセージ
profile

馬上さんの地域との繋がりへの着眼は素晴らしいものです。学童での経験を活かし、まちの居場所としての福祉施設の可能性を理解する彼女の視点が、地域密着型支援を支えています。


二見 萌

admin_grund

介護福祉士・指導員 
ぐるんとびーホーム・放課後デイザービス

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ぐるんとびーの
ここが好き!

姿


これから
成長したいこと


こんな人と
働きたい!


代表からの
メッセージ
profile

二見さんの「無理!できない!を聞いたことがない」という表現は、ぐるんとびーの可能性への挑戦精神を象徴しています。楽しみながら専門性を発揮する彼女の姿勢が職場に活気をもたらしています。


村上 恵

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介護福祉士・ケアマネージャー 
所属:看護小規模多機能型居宅介護

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ぐるんとびーの
ここが好き!


これから
成長したいこと

姿


こんな人と
働きたい!


代表からの
メッセージ
profile

村上さんの「深堀力への感動」と「笑いに満ちた職場」への愛情は素晴らしいものです。茅ヶ崎愛に溢れる彼女の地域密着の姿勢が、利用者様に安心と親しみやすさを提供しています。


前田 莉沙

admin_grund

看護師 
所属:訪問看護ステーション

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ぐるんとびーの
ここが好き!

11


これから
成長したいこと

α


こんな人と
働きたい!


代表からの
メッセージ
profile

前田さんの「じっくり考える」姿勢は、看護師として貴重な資質です。様々な経験から培った観察眼と、スタッフの個性を受け入れる温かな人柄で、利用者様に寄り添うケアを提供しています。


伊藤 まりえ

admin_grund

言語聴覚士 
所属:訪問看護ステーション

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ぐるんとびーの
ここが好き!


これから
成長したいこと


こんな人と
働きたい!


代表からの
メッセージ
profile

伊藤さんの「コーヒーのいい香り」という表現に、職場の温かな雰囲気への愛情を感じます。山登りと畑実習で培った自然への感性が、利用者様との心温まるコミュニケーションを支えています。


富安 萌葉

admin_grund

理学療法士 
所属:看護小規模多機能型居宅介護

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ぐるんとびーの
ここが好き!

2


これから
成長したいこと


こんな人と
働きたい!


代表からの
メッセージ
profile

川崎出身で宮古を第2の故郷とする理学療法士。外国の歴史映画とフルートを愛し、広い空や川で癒される感性豊かな人。個性を受け入れ家族のような愛情を大切にする、固定概念を突破したい柔軟な発想の持ち主です。


川邊 祐詩

admin_grund

理学療法士 
所属:看護小規模多機能型居宅介護

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ぐるんとびーの
ここが好き!


これから
成長したいこと

姿


こんな人と
働きたい!


代表からの
メッセージ
profile

川邊さんの明るさと挑戦する気持ちは、現場に元気を与えてくれます。人と人として向き合う姿勢に、いつも感謝しています!


伊藤 彰浩

admin_grund

理学療法士 
所属:訪問看護ステーション

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ぐるんとびーの
ここが好き!


これから
成長したいこと


こんな人と
働きたい!


代表からの
メッセージ
profile

湘南を代表する理学療法士&スポーツトレーナー。『もう運動はできない』と身体の故障で運動をあきらめる子供をなくしたい。すべての学校に専門職が配置される社会を目指している熱き活動家。僕自身の身体もみてもらっているが、その能力は圧倒的。産後リハビリテーションの分野でも期待。


北村 記一

admin_grund

理学療法士 
所属:訪問看護ステーション

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ぐるんとびーの
ここが好き!

22


これから
成長したいこと

姿


こんな人と
働きたい!

姿


代表からの
メッセージ
profile

北村さんの「固定観念を見直す」姿勢は、専門職として素晴らしい成長意欲です。チーム一丸となって最適解を探す彼のリーダーシップが、より質の高いリハビリテーション提供を実現しています。


諸橋 美樹

admin_grund

介護福祉士 
所属:看護小規模多機能型居宅介護

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ぐるんとびーの
ここが好き!


これから
成長したいこと

姿


こんな人と
働きたい!

姿


代表からの
メッセージ
profile

常に『今を生きている』大先輩。諸橋さんの様に『今が最高に楽しいの!』って言えるような歳の重ね方をしたい。ぐるんとび-初期からずっと支えてくれている影のエース。実は塾講師や特養の施設長の経験があったり、実家が日本酒『越乃景虎』だったりする。


飯田 有希

admin_grund

看護小規模多機能型居宅介護 
所属:事務

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ぐるんとびーの
ここが好き!

2A2A


これから
成長したいこと

姿姿


こんな人と
働きたい!

2


代表からの
メッセージ
profile

飯田さんの「地域を大きな一つの家族に」という理念への共感は心強いものです。事務業務を通じて現場を支える彼女の存在が、ぐるんとびー全体の温かな家族的雰囲気を支えています。


杉山 旬

admin_grund

指導員 
所属:放課後等デイサービス

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ぐるんとびーの
ここが好き!

😊


これから
成長したいこと

🏔


こんな人と
働きたい!

🔥


代表からの
メッセージ
profile

世界を旅した経験と教育への情熱が、ぐるんとびーに新しい視点をもたらしてくれます。人を大切にする姿勢にとても期待しています!


川端 亜美

admin_grund

介護福祉士 
所属:ぐるんとびーホーム

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ぐるんとびーの
ここが好き!


これから
成長したいこと

22


こんな人と
働きたい!


代表からの
メッセージ
profile

川端さんの等身大の言葉と明るさが現場を和ませてくれます。利用者さんに寄り添う姿勢が、これからますます輝くと思っています。


堂角田 千晶

admin_grund

介護福祉士・社会福祉主事 
所属:ぐるんとびーホーム

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ぐるんとびーの
ここが好き!

33


これから
成長したいこと

3


こんな人と
働きたい!

3


代表からの
メッセージ
profile

堂角田さんの「小さなことから大切なことまで話し合える」という職場観は素晴らしいものです。3児の母としての経験を活かし、温かなコミュニケーションでチームの結束を強めてくれています。


齋藤 香織

admin_grund

介護福祉士・保育士 
所属:ぐるんとサポーター

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ぐるんとびーの
ここが好き!

 1  


これから
成長したいこと

  () 1


こんな人と
働きたい!

  


代表からの
メッセージ
profile

ぐるんとびーの設立当初から、スーパーサブ的に夜勤を中心に現場をフォローしてくれている介護福祉専門学校の先生!齋藤先生がいなかったら僕らは倒れていたかもって時期があります。教育と実践の場との連携を楽しみにしています。


富樫 里美

admin_grund

事務・介護福祉士・地域サポーター 
所属:本部・ぐるんとびーホーム

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ぐるんとびーの
ここが好き!

58


これから
成長したいこと

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こんな人と
働きたい!


代表からの
メッセージ
profile

豊富な人生経験と感受性で、ぐるんとびーを支える頼れる事務。スタッフの頑張る姿に涙したり、笑ったり、ぐるんとびーは富樫さんみたいな愛のあるお母さんたちによって支えられているといつも感じます。


久合田 浩幸

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理学療法士・鍼灸師・心臓リハビリテーション指導士・LSVT-BIGセラピスト・福祉住環境コーディネーター 
所属:訪問看護ステーション

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ぐるんとびーの
ここが好き!

姿3


これから
成長したいこと

LSVT-BIG3


こんな人と
働きたい!

3


代表からの
メッセージ
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藤沢生まれ藤沢育ちの3人の子の父で、クゴリハ鍼灸院院長。理学療法士をはじめ多数の専門資格を持ちながら【人間】をみる視点を大切にし、新たな価値創造に挑戦する頼もしい存在。笑顔で話し合える人柄が魅力です。


南 悠

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理学療法士 
所属:訪問看護ステーション

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ぐるんとびーの
ここが好き!

2


これから
成長したいこと

2


こんな人と
働きたい!


代表からの
メッセージ
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子育て中で産後リハビリテーションに意欲を燃やす理学療法士のお母さん。いつもニコニコ、ひと当たりの良さはぐるんとびーNo1の柔らかさ。ぐるんとびーの産後リハビリテーションの今後を担う大切な仲間です。


中村 茜

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看護師 
所属:看護小規模多機能型居宅介護

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ぐるんとびーの
ここが好き!

姿


これから
成長したいこと


こんな人と
働きたい!


代表からの
メッセージ
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札幌生まれ埼玉育ちで、海が大好きすぎて海を見に来たついでに家を買ってしまった行動力抜群の看護師。自由な発想と毎日楽しく生きる姿勢で、共に成長し合える仲間と地域づくりを目指す明るい存在です。


和知 美乃梨

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看護師 
所属:訪問看護ステーション

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ぐるんとびーの
ここが好き!


これから
成長したいこと


こんな人と
働きたい!


代表からの
メッセージ
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キャンプ好きのアウトドア派看護師。相談しやすい環境を大切にし、人との対話を通じて理解力を高めたいという姿勢が素晴らしい。本業以外の活動も重視する多角的な視点で、利用者さんに寄り添う心優しい仲間です。


大内 由美

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介護福祉士・地域サポーター 
所属:看護小規模多機能ぐるんとびー駒寄

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ぐるんとびーの
ここが好き!


これから
成長したいこと

10


こんな人と
働きたい!

10


代表からの
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湘南大庭の各種委員会で委員を務める地域のパワフルお母さん。大内さんがいてくれるおかげで、ぐるんとびーにどれだけ厚みが出ているかは計り知れない。「難しい」「困った」が大好物の最強サポーター!


久我 由衣

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看護師 
所属:訪問看護ステーション

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ぐるんとびーの
ここが好き!


これから
成長したいこと


こんな人と
働きたい!


代表からの
メッセージ
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総合病院での治療経験を活かしながら、常識に囚われない自由な発想で医療の枠を超えた看護を実践。「その人らしく生ききる」を支える察する力と想いを引き出す力で、利用者さんに寄り添う素晴らしい看護師です。


佐藤 由佳

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介護福祉士・ケアマネージャー 
所属:ぐるんとびーホーム

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ぐるんとびーの
ここが好き!


これから
成長したいこと

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こんな人と
働きたい!


代表からの
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佐藤さんの「一人ひとりのペースに合わせた柔軟な対応」への理解は、介護の本質を捉えています。多様な視点を学ぼうとする姿勢と率直なコミュニケーションで、チーム全体の成長を支えています。


久保 直子

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作業療法士 
所属:訪問看護ステーション

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ぐるんとびーの
ここが好き!

""姿


これから
成長したいこと

 


こんな人と
働きたい!


代表からの
メッセージ
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小さな身体からは想像できないガッツとチャレンジ精神の持ち主。作業療法士としての視点と既存の知識に捉われない柔軟な考え方で訪問看護スタッフとして引っ張っていく。感性が本当にいいのでこれから先が楽しみです。


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